いかがお過ごしでしょうか、かにみそです。
私は基本的にインドア派で、公演のために出かける事も滅多にありませんが、先日初めてアイスショーを鑑賞してきました。
初めてのことなので、記録に残します。
何かしらの参考になればと思います。
はじめに ー私の知識レベルー
本題に入る前に、まずは私のフィギュアスケートに関する知識です。
- 各国代表選手の名前と顔が分かる(主にシングル競技)
- 6種類のジャンプの差が理解でき(アクセル・ルッツ・フリップ・ループ・サルコウ・トゥループ)、ジャンプまでの軌道や入り方でどのジャンプを飛ぶのか予測できる
- ジャンプに関するルールが分かる(基礎点、回転不足、規定違反など)
ほぼ、TV中継で培った知識です。
積極的に知識をつけようと思ったのは、羽生結弦選手が全日本選手権2012に出場して4トゥループを綺麗に着氷したのを、TV中継でたまたま見かけた時あたりからです。(フリープログラム:「ロミオとジュリエット」だったかと思います。)
それまでは、TV中継はたまたまで観ることが多かったですが、次第に積極的に観るようになり、数々のスケーター達の名前と顔をインプットしていきました。
ここまで影響を受けた自分を思うと、羽生選手の演技力は当時から観る人を惹きつけるものがあったんだと実感します。
先日話題になった競技引退の事を少し残念にも思いますが、「3連覇がかかる北京五輪までは頑張ってくれるに違いない」という皆の期待にはしっかり応えてくれたのではないでしょうか。
これまで蓄積してきた情報の中で最も衝撃的だったのは、ある程度詳しい方なら記憶に残っているかと思いますが、2014ソチ五輪で銅メダルを獲得したデニス・テン選手(カザフスタン)が事件に巻き込まれて死去した訃報です。
ちょっと横道に逸れましたが、ここまでフィギュアスケートに関する知識があるうえで、アイスショーをしっかり楽しめるかどうか、いざ体験です!
まずは肝心のチケットを入手
私が購入したのは、「THE ICE 2022」の愛知公演です。
(後で知ったことですが、アイスショーって意外にも頻繁に開催されているんですね。)
アリーナ席の購入
新聞広告を見て、7/7にチケットを購入しました。一般発売は6/4より開始されていましたので、1ヵ月遅れです。
全席指定で、指定席の種類と料金は以下です。(消費税込)
- 氷上プラチナシート 26,000円
- アリーナ席 22,000円
- スタンドSS席 14,000円
- スタンドA席 8,000円
プロ野球の観戦チケットや音楽アーティストのライブコンサートと比較すると、ややお高いイメージです。
私がチケットを購入しようとした時は、スタンド席が購入できませんでした。「せっかく行くなら」とややお高いアリーナ席を購入するつもりではいたので、22,000円のアリーナ席を購入しました。
実際行ってみると、アリーナ席にやや空席があり、満員とはならなかったようです。
これが、スタンド席が購入出来なかった理由でしょうか。
まだまだ、エンターテインメント業界は逆風が吹いていますね。
錚々(そうそう)たる出演スケーター
せっかくアイスショーを観るなら、見ごたえのある選手が出演するショーを観たいと思いました。
以下が、「THE ICE 2022」の出場スケーターです。
出演スケーター | 国籍 | 競技種目 |
---|---|---|
宇野昌磨 | 日本 | 男子シングル |
ネイサン・チェン | アメリカ | 男子シングル |
ヴィンセント・ジョウ | アメリカ | 男子シングル |
ジュンファン・チャ | 韓国 | 男子シングル |
友野一希 | 日本 | 男子シングル |
ジェイソン・ブラウン | アメリカ | 男子シングル |
ダニエル・グラスル | イタリア | 男子シングル |
マッテオ・リッツオ | イタリア | 男子シングル |
ケヴィン・エイモズ | フランス | 男子シングル |
イリア・マリニン | アメリカ | 男子シングル |
坂本花織 | 日本 | 女子シングル |
宮原知子 | 日本 | プロスケーター(女子シングル引退) |
アリサ・リウ | アメリカ | 競技引退(女子シングル) |
マライア・ベル | アメリカ | 女子シングル |
三原舞依 | 日本 | 女子シングル |
本田真凜 | 日本 | 女子シングル |
三浦璃来&木原龍一 | 日本 | ペア |
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ | アメリカ | アイスダンス |
世界選手権に出場できるレベルのトップアスリート達です。
ウクライナ侵攻が起きなければ、ロシアや中国の選手も出場していたかもしれないです。
アイスショー当日
さて、いよいよアイスショー当日‥‥なのですが、実は、車中泊しています。
前日、近くのスーパー銭湯に行き、閉店後近くの公園の駐車場に停めるつもりでした。
しかし、予想外にも、あらゆる公園の入り口が閉鎖。
最終的には、朝食をとる予定だったお店の駐車場入口が空いていてくれたおかげで、事なきを得ました。
朝食をとり、会場の駐車場が混む前に到着しておきました。
オフィシャルグッズの購入
当日、待機列に並んでグッズも購入しました。
多種ありましたが、私が購入したのは「公式パンフレット、Tシャツ(第2希望柄)、箸、オペラグラス」です。
購入予定の扇子とTシャツ(第1希望柄)に関しては早々に売り切れ、箸に関しては私の分の確保直後に売り切れに(←間一髪)。
グッズ需要を甘く見ていました、もう少し早く並んでおけば‥‥。
気になる会場の気温は
フィギュアスケートは、オリンピックが冬季に行われていることもあり、会場が寒いというイメージがあったので、長袖の上着を準備しました。
温度計も用意して、いろいろな場所の気温を比較してみました。
- 外気(直射日光) 38℃
- 外気(日陰) 33℃
- 休憩所(別施設) 29℃
- 会場内 26℃
あれ? 意外にも、寒くない。
むしろ、人々の熱気で暑くなる時も!
そういえば、フィギュアスケートの醍醐味の一つは衣装。
屋外で厚着をして行う競技ではないので、室温をある程度管理しているかもしれません。
深読みしすぎでしょうか。
でも寒いと困るので、上着は念のため準備した方がいいかもしれません。
アイスショー開始
アイスショー自体は、TV局の協賛で放送されるものもあるので、チケットを購入して現地に足を運ぼうと行動する要素としては、優越感、臨場感、一体感などが挙げられます。
- 優越感:スケーターを生で観られる
- 臨場感:五感で楽しめる(大音量の音楽、360度の視界、気温など)
- 一体感:会場内で手拍子・拍手をする仲間(観客)がいる
これらに満足できれば、足を運んだ意味や価値があると思います。
というわけで、上記3つをしっかりと満喫してきました。
オープニング、各スケーター演技、コラボレーション、トーナメント制ダンスバトルなどを経て、フィナーレへ。
最後にスケーター勢揃い‥‥ん? 三浦&木原ペアがいない気がする‥‥何かあった?
(この記事を編集中の7/26、怪我による出演キャンセルが公式サイトに掲載されていました。出演を楽しみにしていた方にとっては残念な結果になってしまいました。三浦選手、お大事に。)
初めてのアイスショー鑑賞を終えた感想
さて、アリーナ席を購入してショーを鑑賞した私ですが、少し後悔しています。
「楽しくなかった」という意味ではありません。
むしろ、氷上プラチナシートを買えばもっと楽しめたと思ったのです。
意外とスケーターまで距離があり、TV中継のようにしっかりじっくりと演技を観るに至らず不完全燃焼に感じてしまいました。オペラグラスがグッズとして販売されているのも納得です。
氷上プラチナシートは、スケートリンクの壁を挟んで前2列ほどの位置で、スケーターの表情が肉眼で見える位置まで来ます。おそらくものすごい臨場感を味わえるのでしょう。場所によっては、こちら目がけて跳んでくるかも!?
とはいえ、TVで放送される競技会を見ていると分かるように、お手製の応援グッズや国旗の布を広げて応援するコアなファンの方も多くいます。さすがに応援グッズは準備していませんでしたので、最前列付近で手ぶらで鑑賞していると、かえって浮いてしまっていたかもしれません。
羽生結弦さん、鍵山優真選手、紀平梨花選手、樋口新葉選手など、他にも近くで観たい選手がたくさんいるので、氷上プラチナシートはまたの機会として楽しみにとっておくことにします。
理想を言えば、独りじゃなくて他の誰かと一緒に観たいとも思いますです‥‥。